突発故障で1日が潰れる日を減らすための段取りの考え方

📓保全ノウハウ📓

ご安全に!まんぬです👷‍♂️⚡

朝、出勤する。

予定作業5件、きれいにスケジュール帳に並んでいる。

「今日こそ全部消化するぞ」と希望に満ちている。

詩行5分前、事務所の電話が鳴る。

「○○(設備名)ですけど~、なんか昨日の晩からくぁwせdrftgyふじこlp;←故障発生

はい、予定全部飛んだ😇

保全マンなら誰でも経験したことがあるはずです。

ワイもこれを何回繰り返したか、もう数えていません。

突発対応ばかりで予定が永遠に消化できない時期がありました。

人が少ないのに突発だけは容赦なく来て、計画がまるでできない期間が何日も続く。

予定していた定期点検は溜まる。報告書の提出期限は迫る。でも突発は止まらない。

ワイの予定表、突発に対する耐久性がゼロです。

正直に言うと、ワイもまだこの問題を体系的に解決できていません。

ただ、試行錯誤の中で「これをやっておくと1日が全壊しにくい」という考え方がいくつか見えてきました。

この記事では、「突発をゼロにする」話ではなく、「突発が来る前提の段取り」を整理します。

完璧な答えではありません。

同じ悩みを持つ当事者として、見えてきたことを共有します。

なぜ「今日こそ」が毎回崩壊するのか 🔍

毎回崩壊するのは、気合が足りないからではありません。

構造的な原因があります。

ワイが自分の崩壊パターンを振り返ってみたところ、原因は主に3つでした。

① 予定を100%で組んでいる

1日のスケジュールを予定作業で隙間なく埋めている状態です。

これ、突発が1件来た時点で全部倒れます。

100%で組んだ予定は「今日1日、突発ゼロ」が前提条件です。

保全で突発ゼロの日って、年間で何日あるんでしょうか😨

ワイは指折り数えたことがありますが、片手で足りました。

つまり100%で組んだ時点で、年間360日は崩壊が確定しています。

② 突発の判断基準がない

電話が来たら全部自分で即対応してしまうパターンです。

「今すぐ行くべきか」「30分後でいいのか」を判断する基準がないと、結果的に全部「今すぐ」になります。

電話鳴る → 走る → 戻る → 電話鳴る → 走る → 戻る。

予定作業、どこに行ったんですか???

ワイ、完全にモグラたたきの中のモグラです。

③ 人が少ないから「振る」選択肢がない

誰かに任せることができない現場では、突発は全部自分に来ます。

これは個人の段取りの問題ではなく、チームの構造の問題です。

構造の問題に気合で対抗しても限界があります。

次から段取り良くやりますと宣言して解決する話ではありません。

人が足りないのに全部自分で受けたら、そりゃ予定は飛びます。

リーダーの立場なら人を増やしてくれと上に言いたい場面ですが、上層部は臭いものにすぐ蓋をします。

「あいつらなんか言ってるけど回ってるからおk~w」で終わるのがJTCの日常です😇

実態は回っているのではなく、個人が全力疾走で何とか回しているだけなのですが、この違いを真摯に受け止めてくれる人は管理職にはいません。絶滅危惧種です。

突発が来ても崩れにくい1日の組み方 🛠️

じゃあどうすればいいのかという話です。

ワイが試行錯誤の中でたどり着いた、崩れにくくするための工夫を3つ紹介します。

繰り返しますが、完璧ではありません。

「これやってから体感変わったな」というレベルの話です。

① 予定を7〜8割で組む

最初から2〜3割のバッファ(予定を入れない空き時間)を確保します。

100%で埋めた時点で、突発1件で崩壊確定です。

バッファがあれば突発1〜2件なら吸収できます。

ポイントは「予定を減らす」ではなく「突発を吸収する余白を最初から確保する」という考え方です。

予定が少なくなるのではなく、予定が飛ばなくなります。

結果的に消化量は増えます。

100%で組んで0%消化 vs 70%で組んで70%消化。

少し誇張しましたが、強ち間違いではありません。

どっちが多いかは明白です😇

ただ、予定はぎっちり詰めても構いません。

おめーさっきと言ってることと違うじゃねえかって思われるかもしれませんが、大事なのは、「明日回しても良い仕事」を2-3割ぐらい添えておくことです。

毎日100%その日中に終わらせないといけない状態が慢性化してるような組織は何らかのてこ入れが必要です。主に人員補充ですが。

そもそも、JTCのくせに100%で常に組まないと消化できずに自電車操業になってる状態で人も雇えんような組織は根本的に本来破綻してるんです。JTC名乗んなって話ですよ。

② 「今日飛ばしていいもの」を朝の段階で決めておく

さて、予定作業に優先順位をつけて突発が来たとき、「何を飛ばすか」を事前に決めておくとよいです。(あてになるかわからん経験談その2)

突発が来てから「どれを飛ばそう」と考えていると、判断が遅れます。

しかも突発対応中は頭がそっちに持っていかれているので、冷静な判断ができません。

突発対応で走り回った直後に「えーっと、次何やるんだっけ」になる瞬間、生産性が地面にめり込んでいます😨

朝の段階で「最悪これは明日」を決めておくだけで、突発が来たときにすぐ切り替えられます。

5個あれば下2つは明日でも良いとする。

突発が来ても「あ、あれは明日」で終わります。

これは個人でやるだけでなく、チームでやると効果が大きいです。

朝のミーティングで「今日、突発が来たらこの作業は明日に回す」を共有しておくと、リーダーが突発時の差配を即断できます。

③ 故障が来やすい時間帯に重要な予定をあまり入れない

ワイの職場では、突発は午後に来ることが多いです、もっと言うと定時前(ワイの体感)。

午前中に重要な予定作業を入れて、午後をバッファ寄りにしておくと崩れにくくなります。

午後に突発が来ても「午前中に重いのは終わった」なら精神的にも楽です。

逆に、午後に重い作業を入れていると、午前の突発で午後のスタートが遅れ、結局重い作業が中途半端になります。

中途半端で残った重い作業ほど、翌日の精神ダメージがでかいものはありません。

翌朝出勤して「昨日の続きか……」と思った瞬間、もう1日が重いです😨

午前に重いの片付けて、午後は「突発来てもいいよ」の構えで待つ。

この配置にするだけで、1日の終わりに「今日は進んだ」と思える日が増えます。

こんな感じで、故障がきやすい時間がもしあれば、その時間帯までに大事なタスクを終わらせる、もしくはそこに大事な用事を入れないことが重要です。

突発が来たときの判断 ── 今すぐ行くべきか、後で行くべきか ⚖️

電話が鳴るたびに全部即対応していたら、予定は永遠にゼロ消化です。

全部「今すぐ」にしない。判断する習慣を持つことが大事です。

後で行っても大丈夫なケース

  • ラインは動いている
  • 安全上の問題がない
  • 「いつまでに対応すればいいか」が確認できる

操作員に「30分後に行きます」が言えるかどうか。

「できれば今すぐがいいんですけどお」などと供述しても、内容によっては気を使う必要はありません。操業に影響なければ後に回しても大丈夫です。

これが言えるだけで、今やっている予定作業を中途半端で投げずに済むことがあります。

キリのいいところまで終わらせてから行ける。

全部「今すぐ!」にしていた頃のワイは、作業台の上に工具と部品を広げたまま走っていって、戻ったら「あれ、どこまでやったっけ」を繰り返していました。

効率が悪いとかいうレベルではないです。地獄です😇

この「即対応しなくていい突発」を判断できるようになると、1日に突発が3件来ても予定作業を2件消化できる日が出てきます。

3件来て全滅と、3件来て2件消化。同じ突発件数なのに結果が違う。

違いは判断基準を持っていたかどうか、それだけです。

「読めない期間」の割り切り方 📉

ここまで段取りの工夫を書いてきましたが、正直に言います。

全部やっても、どうにもならない期間はあります。

突発が連発する時期というのは存在します。

読めません。コントロールできません。

人が少ない現場では、計画がまるでできない期間が何日も続くことがあります。

ワイも「今週は全部突発だった」という週が年に何回かあります。

月曜の予定 → 突発で飛んだ。火曜の予定 → 突発で飛んだ。水曜、もう予定組むのやめた。

これ、正解です。

んなあほなと思うかもしれませんが、嵐の中で傘を差しても意味がないのと同じです。

そういう期間に無理に予定を入れてもストレスが溜まるだけです。

割り切り方として、突発対応+溜まった小タスク(報告書の整理や部品発注など)の消化に切り替えるのが有効です。

計画を立てないことも立派な段取りです。

波がある前提で運用する。

落ち着いたら予定を詰める。荒れたら突発対応+小タスク消化に切り替える。

重要なのは読めない期間をなくすことではなく、「読めない期間を読めない期間として認識すること」です。

予定通りにいかない自分がダメだと思う必要はありません。

設備が連発で壊れているだけです。ワイのせいではありません😇

もしこの「読めない期間」が月に何回も来るなら、それは個人の段取りではなく、設備の老朽化や人員不足というチーム全体の課題です。

「突発対応に追われて予定消化率が〇%しかない」を数字で記録しておくと、人員補充や設備更新の根拠として上に出せます。

「忙しいです」では通りません。「予定消化率が3週連続で30%以下です」なら数字が語ります。

次に読む記事 📝

「仕事の進め方」も、教育で伝えるべき型の一つです。OJT頼みで型を渡さないとどうなるか、ワイの5年間の体験談です。

👉 教育はOJTじゃない:「見て覚えろ」で5年ロスした話

段取りの中で「再発防止策をどう位置づけるか」も重要なテーマです。引き出しの分類と使い分けを整理しました。

👉 再発防止策の引き出しを整理する:4分類と暫定・恒久の使い分け


最後に

突発をゼロにはできません。

一方で、突発が来る前提の段取りを持っておけば、1日が全部潰れる日は減らせます。

ワイもまだ試行錯誤中です。完璧じゃありません。

しかし、「予定を7〜8割で組む」「飛ばしていいものを朝決める」「全部今すぐにしない」、この3つだけで体感はかなり変わりました。

ワイは突発が来ても、午前の重いやつは終わってると思えた日は、精神的な消耗がまるで違います。

完璧な段取りなんて存在しませんが、全壊しにくい段取りは作れます。

ご安全に 👷‍♂️⚡

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