こんばんは!まんぬです👷♂️⚡
「人を増やしてくれ」は正論です。
ワイも毎年言ってます。てか毎日。
でも、通らないことの方が多い。
「予算がない」「採用できない」「今の人数でなんとかしろ」で終わる😇
ここ2年で、退職により半分以上いなくなってもです。
通らないまま待ってると、
突発対応で疲弊→退職者が出る→さらに人が減る→さらに突発が増える。
悪循環が加速してるんよwww
人員補充を求め続けるのは大事です。
やめちゃダメです。
でも同時に「今の人数で回す方法」を考えないと、現場が先に壊れます。
以下、5つの方法を整理します。
全部いきなりやる必要はないです。
1つずつでいいです。
方法1:突発故障を減らす(ただし「全部いきなり」はやらない)
保全の工数を最も食い潰すのは、突発対応です。
突発が月に10件あれば、1件あたり平均3時間として月30時間が消えます。
人件費に換算して月10万円としましょうか。
これが毎月垂れ流しです。
この30時間が減れば、人が浮く。
予防保全やCBM(状態基準保全)が効きます。
……という話をすると、100%こう返ってきます。
「予防保全やれって言うけどさ、突発対応で手一杯だからできないんだよ」
分かる。分かりすぎる。
鶏が先か卵が先か。 いや鶏も卵もいないんだが???🐔🥚
クェーーーーーーーー!!!!!!!!
朝出勤して「今日こそ予防保全の計画を進めるぞ」と思った5分後に電話が鳴る。
「すいません、No.2ブライドルモーターから異音出てます」
はい!!今日も突発対応からスタートwww
この悪循環を抜けるコツは「全設備一気にやろうとしない」ことです。
まず「止まったら一番痛い設備」を1台だけ選ぶ。
1台だけにCBMを入れる。振動・温度・電流、何でもいいです。1台だけ。
ワイの現場では、無線振動計を1台のモーターに付けたところから始めました。
その1台の突発が止まっただけで、数時間の故障対応がなくなるんです。
で、また時間が出来た時に2台目を設置する。
2台目からは1台目と違い、設置要領もわかっているので心理的障壁も低く、すぐ付けられます。
二番煎じ上等。
さあ、こうして3台目、4台目と愚直にやっていくわけです。
「できない→できた→もっとできる」の好循環が回り始めます。
CBMの判断基準については「定期交換をやめる条件:TBMからCBMに切り替えるときの判断基準」で書いています。
「人がいないからできない」は正しい。
でもそれは「全部やる」前提の話です。
1台だけなら、今日からできる。
その1台が、悪循環を好循環にひっくり返す起点になります。
方法2:記録と手順を整備して属人化を崩す
「あの設備、○○さんと△△さんしか直せないんだよね」
これ、少ない人数で回す上で一番キツいやつです。
その人たちが当番の日にしかその設備の突発対応ができない。
○○さんが有給取った日に限って壊れる。
なんなの???設備は交替カレンダー見てんの???
属人化を崩すとは、○○さんがいなくても回る状態を作ることです。
そのために最低限必要なのは、故障記録と手順書。この2つだけ。
故障記録があれば「この設備は過去にこう壊れてる」と分かる。
手順書があれば「この手順で復旧できる」と分かる。
この2つが揃ってるだけで、○○さん以外の人が対応できる範囲がぐっと広がります。
もちろん、全設備の手順書を作るのは無理です。
そんな工数があったら人手不足で悩んでないです😇
まずは「よく壊れる設備」「対応できる人が1人しかいない設備」から。
属人化のリスクについては「あの人がいないと回らない」を放置するとどうなるかで詳しく書きました。
手順書を作るときに若手に教える順番も意識すると、教育と属人化解消が同時に進みます。
若手教育で最初に教えるべきこともあわせてどうぞ。
方法3:外注・メーカーに任せる範囲を決める
全部自前でやる必要、ないんです。
「保全の仕事は自分たちでやるべき」という美学、分かります。
ワイもそう思ってました。
でも、人がいないのに全部自前でやった結果、残業代が月40時間分。
外注に出してたら20万円で済んだ作業に、残業代で30万円かかってる。
「自前でやった方が安い」、それ本当ですか???って話です😇
切り分けの判断基準は3つ。
① 自前でやった方が速い・安い → 自前
② 自前でしかできない(機密・安全上の制約)→ 自前
③ 外に出した方が品質が上がる → 外注
③に該当するのは、たとえば法定点検や特殊な計測。
メーカーや専門業者の方が設備や計器に精通していて、品質もレポートも良いということはよくあります。
自前でやって「なんかそれっぽいレポート」を出すより、プロに任せた方が結果的に安い。
定期点検やルーティン作業から外注を検討するのが入りやすいです。
「全部自前」でも「全部外注」でもなく、線引きをすること。
この線引きを経営層に見せるときは、「自前の残業代 vs 外注費」で比較すると話が通りやすいです。
方法4:点検・記録の工数を仕組みで減らす(DX)
「紙の点検表に書く → Excelに転記する → 報告書に書き直す」
この三重苦、まだやってるところありませんか。
ワイの現場はやってました。 てかまだ結構やってます。
同じ数字を3回書いてるんですよ。3回。
人が足りないって言ってる横で同じ数字を3回書いてるwww正直○○です。
設備「ワイのデータを3回も転記してくれてありがとう😊」
いや、嬉しくないわ!!!!
点検表のデジタル化、センサーによるデータ自動取得。
この2つで点検・記録の工数は激減します。
DXというと大きなシステム導入を想像しがちですが、そんな大それたものじゃなくていい。
既存のPLCからデータを取ってCSVに落とすだけでも立派なDXです。
No.25のバルブ監視の例では、PLCの既存データを使ってCBMに切り替えています。
コスト、ほぼゼロ。
でもいるんですよね。こういうのを邪魔してくる老〇が。
あえてまんぬのイメージダウンに繋がりかねない言い方をしますが、
こうした〇害は長年の経験により職場で地位を確立する一方、
自分たちの適応能力の低さがネックなので、新しいことに慣れず自分の地位が下がることを極端に恐れます。
皆さんは恐れず、どんどん突き進んでください。
正直作ったもん勝ちです。
ただ波風は立てずに進めた方がいいです。
話を戻して、Excelの故障記録を”分析できる形”に変えるだけでも、過去の故障傾向が見えるようになります。
無線振動計のように、データが自動で溜まる仕組みがあれば、点検に行く回数自体を減らせます。
人が足りないなら、人がやらなくていい仕事を機械にやらせる。
三重苦を潰すだけで、週に何時間か戻ってきますよ。
方法5:「やらなくていい仕事」をやめる
これが一番即効性あります。コストゼロ。今日からできる。
「昔からやってるから」で続いている点検。
「前任者がやってたから」で続いている報告。
「なんとなく出てる」で続いている会議。
一回、全部棚卸ししてみてください。
「これ、やめたらどうなる?」を1つずつ確認していく。
やめても何も起きないもの、けっこうあります。
ワイの現場では、週報を書くのをやめました。
今時そんなの書いてるとこも少ないと思いますが、やってたんですよ。老害ベテランたちの文化の名残で。
読みもしねえくせに書いたか書いてないかだけチェックしやがって。。。
あの作成に毎週2時間かけてたんですよ。
毎週2時間。年間100時間。
誰も読んでない報告書に年間100時間www
PS版の鬼畜ドラクエ7がクリアできてしまうレベルです。
ただし注意点。
「やめていいかどうかの判断」は感覚でやらないこと。
「やめた場合のリスク」で判断します。
法定義務があるもの、安全に直結するもの、これは絶対やめちゃダメです。
判断に迷ったら「1ヶ月やめてみて何か起きるか見る」でもいい。
1ヶ月やめて誰も何も言ってこなかったら、それは「いらなかった仕事」です。
1つやめるだけで、週に数時間浮くことがあります。
その数時間を予防保全や記録整備に回せば、方法1〜4が動き出す。
何かをやめることが、他の改善を回すエンジンになるんです。
次に読む記事
属人化を放置すると組織にどんなリスクが生まれるか、具体的に整理した記事です。
👉「あの人がいないと回らない」を放置するとどうなるか
定期交換をやめてCBMに切り替えるときの判断基準を、実例つきで解説しています。
👉定期交換をやめる条件:TBMからCBMに切り替えるときの判断基準
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